ヒーローブライアン（2000年生、母プティママン）

ヒーローブライアン（2000年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時6歳）と交配したプティママンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の一般C3。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

11月5日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた11戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた12戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のクラクールに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた15戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルカクラージュに交わされて1馬身差の2着となった。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた17戦目は、一般B19 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般B19 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミツアキセカイオーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったゲイリーワンダフルから4馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須田英之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムウエスタンに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で須田英之騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルサクシードに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

9月26日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須田英之騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で須田英之騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月6日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で須田英之騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2005年）

7月18日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた26戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で須田英之騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で須田英之騎手（8戦2勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた28戦目は、タイムチャレンジレース（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で須田英之騎手（9戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で須田英之騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。