シゲルノコギリザメ（2013年生、母シアトルビューティ）

シゲルノコギリザメ（2013年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魚名『鋸鮫』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスーパーホーネット（当時10歳）と交配したシアトルビューティが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ガーベラパークスタッド。戦績は、中央平地17戦3勝2着1回。2016年のファルコンステークス(G3)で3着に入った他、2016年のシンザン記念(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ガーベラパークスタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって432万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月10日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入った。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

12月6日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は義英真騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のグランジュテを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月20日、中1週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のファインニードルに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

3歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

1月30日、中2週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

4月23日、中4週で迎えた10戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい18着に終わった。

11月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

12月17日、中4週で迎えた13戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4歳（2017年）

1月16日、中3週で迎えた14戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、アレスバローズに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジノパンサーを半馬身差し切って3勝目をマークした。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋市市制施行80周年記念（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。