ヤマニンクララ（1986年生、母ヤマニンサムシング）

ヤマニンクララ（1986年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時14歳）と交配したヤマニンサムシングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

2月4日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のタイエトワールに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月18日、中1週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（中京ダート1700m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4歳（1990年）

1月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。