シンメイシロフネ（2003年生、母メイショウカルメン）

シンメイシロフネ（2003年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名と毛色から」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時5歳）と交配したメイショウカルメンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は稲原肇。戦績は、中央平地7戦0勝、地方17戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月12日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2006年）

4月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月7日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレナミムラを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

9月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カネスザブレーブンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月11日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディヴィーナに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月27日、中6週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストラトスに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C19（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラフーガに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

4歳（2007年）

1月16日、中3週で迎えた13戦目は、倉地学今年こそめざせ100勝!（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスズカエチュードをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

2月8日、中2週で迎えた14戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤンキーズボーイに3馬身の差をつけて制した。

3月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスプリングコウセイに8馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

4月19日、中2週で迎えた18戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンエムワダッチに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月11日、中2週で迎えた19戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、クレマチス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウアポロンに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月8日、中3週で迎えた20戦目は、アカンサス特別（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャイニングダイヤに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月11日、中4週で迎えた21戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のノボリスウィートに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月20日、中6週で迎えた23戦目は、なでしこ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったナシュータックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月18日、中3週で迎えた24戦目は、紅葉特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。