ヤマニンフルーリー（2009年生、母ヤマニンメルティ）

ヤマニンフルーリー（2009年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花盛り（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンセラフィム（当時10歳）と交配したヤマニンメルティが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方21戦1勝。主な勝ち鞍は2012年のスーパーメイト創立40周年記念杯(一般B4)。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月28日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

9月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。16着に敗れた。

3歳（2012年）

2月19日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月28日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6月3日、中4週で迎えた8戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたマイネルコンキスタ決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月12日、中4週で迎えた12戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の笠松オーナーズホース杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の神無月特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた14戦目は、近代競馬150周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた16戦目は、スーパーメイト創立40周年記念杯（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラヴァリーバースをアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月27日、中1週で迎えた17戦目は、ひいらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

4歳（2013年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた20戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月10日、中5週で迎えた22戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた24戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた26戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた27戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月12日、中6週で迎えた30戦目は、冬紅葉賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（14戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2014年）

1月9日、中1週で迎えた32戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は島崎和也騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。