セイカバチカン（1992年生、母ハロウシヤトウ）

セイカバチカン（1992年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時7歳）と交配したハロウシヤトウが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方18戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

9月18日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったユーワシークレットに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3歳（1995年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオンワードバークをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月14日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4歳（1996年）

3月2日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1997年）

1月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた15戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた16戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた17戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月10日、中6週で迎えた18戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンニュートンに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月1日、中2週で迎えた19戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた20戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月11日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月14日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で徳留康豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったノットセールから1馬身差の2着となった。

11月16日、中8週で迎えた24戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で徳留康豊騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた25戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で徳留康豊騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウシマントから半馬身差の2着に敗北した。

6歳（1998年）

1月3日、中2週で迎えた26戦目は、寿特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で徳留康豊騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアリュールをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

2月2日、中3週で迎えた27戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で徳留康豊騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアリュールに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月21日、中2週で迎えた28戦目は、一般C4-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で徳留康豊騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーフリーダムから2馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中2週で迎えた29戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で徳留康豊騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月23日、連闘で迎えた30戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったクレストウィナーから2馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中4週で迎えた31戦目は、川江光司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた32戦目は、一般C4-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川江光司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた33戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（12戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒダカペガサスに6馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

6月15日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月9日、中7週で迎えた35戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は川江光司騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。