キャンディバローズ（2013年生、母アフレタータ）

キャンディバローズ（2013年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「キャンディ＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したアフレタータが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回。2016年のフィリーズレビュー(牝G2)で3着に入った他、2015年のファンタジーステークス(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月1日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたジープルメリア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエフティスパークルを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジェルダをアタマ差だけ差し切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて最後はアドマイヤリードと並んで9着同着となった。

3歳（2016年）

3月13日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

6月19日、中9週で迎えた7戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

10月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

12月4日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

4歳（2017年）

1月21日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

6月17日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2017ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

12月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

5歳（2018年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた18戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月27日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた20戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた21戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。