シンゼンブースター（2016年生、母ジーエスレインボー）

シンゼンブースター（2016年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ロケットの補助促進装置」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したジーエスレインボーが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社大作ステーブル。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月3日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンライズハイアーを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（2019年）

2月23日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4歳（2020年）

2月29日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた10戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

9月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

5歳（2021年）

1月10日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウイチを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

10月10日、約8か月半の休養明けで迎えた17戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

6歳（2022年）

3月19日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

11月27日、約7か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

7歳（2023年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの四日市特別（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月16日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

2023年4月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。