リュートリプル（1990年生、母クリムゾンフラッグ）

リュートリプル（1990年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時12歳）と交配したクリムゾンフラッグが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地14戦2勝。1993年のスイートピーステークス(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月9日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシアリダーを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月20日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月13日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、最後はエイシンパーシーと並んで3着同着となった。

10月30日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の精進湖特別（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のネイビーダンサーをアタマ差振り切って雨下の混戦を制した。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。