ゼンノブレーメン（2012年生、母ウインシンシア）

ゼンノブレーメン（2012年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ブレーメンの音楽隊より」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したウインシンシアが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の国東特別(500万下)。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月30日、デビュー戦はW.ビュイック騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したアンバーグリスキーにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月28日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月25日、中7週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るドンアルフォンスを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

8月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のイイデフューチャーをハナ差振り切って2勝目を手にした。

9月5日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

4歳（2016年）

2月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

10月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり17着に敗れた。

5歳（2017年）

1月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

1月29日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月19日、中2週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

5月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月17日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

7月30日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。