トウショウレイザー（2008年生、母スパークトウショウ）

トウショウレイザー（2008年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋剃刀」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したスパークトウショウが16歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方20戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上B2二。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月28日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月9日、中2週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の高木菜々香ちゃん生誕記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳A3（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたトーアハヤテ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったノトノイチバンボシに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、東三陸町復興支援（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた11戦目は、いわき市復興支援（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月17日、連闘で迎えた13戦目は、峨山道巡行特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた14戦目は、清峰堂の九谷和グラス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったヤマカツダイリュウに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一里野まんぷくりんまつり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミルエンボイに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月3日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた17戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、外濠公園白鳥路特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のネオスタンダードに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月22日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

8月12日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

9月22日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上500万下の行川特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（8戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の三方ヶ原特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

5歳（2013年）

2月3日、中8週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（9戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた27戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリモマッローネを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月19日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ルチルドラードにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月7日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で板野央騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月14日、中2週で迎えた33戦目は、そのたんカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で板野央騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。