バイタリティー（2005年生、母バイタルリッチ）

バイタリティー（2005年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「生命力」。毛色は芦毛。種牡馬のアラムシャー（当時5歳）と交配したバイタルリッチが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方6戦2勝2着1回。2007年のサンライズカップ(地方重賞)に勝利した他、2007年のウィナーズチャレンジで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

6月14日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドユウに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月19日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジI（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのサッポロ生ビール黒ラベル特別（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったシグナルパスからハナ差の2着に惜敗した。

9月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のネイチャーグロウをクビ差制して勝利を手に入れた。

10月25日、中3週で迎えた6戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

3歳（2008年）

1月5日、中9週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

2月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた10戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月31日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月6日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月28日、中2週で迎えた15戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のワインアドバイザーに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

4歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。