シキセイセイ（2010年生、母ラピーナノルテ）

シキセイセイ（2010年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時11歳）と交配したラピーナノルテが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、地方35戦8勝2着10回。2014年の耶馬溪賞(地方重賞)に勝利した他、2014年の長月賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

8月1日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったベストヒットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したグロリーレヴューに半馬身届かず2着となった。

9月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマインダンサーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のなでしこセレクションVol.3（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマサタケローズに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のエリートストーリー第四戦（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーヴエルザをハナ差制してファンの支持に応えた。

3歳（2013年）

4月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

5月22日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳戦のシニスターミニスター賞（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた9戦目は、おけと人間ばん馬大会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、つぼ八40周年記念特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、雪印種苗スノービルダー特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、優駿の里「安平町畑の恵み」特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた13戦目は、日高建設協会特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、いつもあったかホクレン灯油特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、ダイワメジャー・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月7日、中7週で迎えた18戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタカノアラエビスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2014年）

1月3日、中3週で迎えた19戦目は、頌春賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタカノアラエビスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシムーンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた21戦目は、春寒賞（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったシムーンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた22戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、グローリーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、グレイトフルカップ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、マンボマンボに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた25戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

6月8日、中5週で迎えた26戦目は、ハーベストカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、キョウワカイザーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた27戦目は、マーヴェラスカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったシゲルミカンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキョウワカイザーに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞のカンナ賞（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた30戦目は、向日葵特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったビレッジオブベストに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の新涼賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシノレインボーに2馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

9月13日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の長月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパイクーヤに1馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

9月27日、中1週で迎えた33戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシノレインボーに2馬身半の差をつけて制した。

10月11日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞の耶馬溪賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（12戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドントタッチミーをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月1日、中2週で迎えた35戦目は、地方重賞の英彦山賞（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（13戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。