マルキーズ（2008年生、母カルネヴァーレ）

マルキーズ（2008年1月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「侯爵夫人（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したカルネヴァーレが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方34戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の東日本大震災復興支援(一般C3七)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、吉田ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、武田ステーブルによって420万円で落札された。

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月5日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見所を作れず17着に終わった。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月7日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月5日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた7戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月16日、連闘で迎えた10戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた11戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C4八（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したノカゼを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月28日、中0週で迎えた12戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C4十（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホーカスポーカスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、相馬市復興支援（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた14戦目は、三浦健治28年ぶり新曲記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のグッディグッディに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコスモハイスペックに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月1日、連闘で迎えた18戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた19戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノミストラルを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

5月15日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一里野まんぷくりんまつり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月22日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた22戦目は、山中温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（8戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた23戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた26戦目は、平井嘉郎・真樹結婚記念杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（12戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月5日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、いしかわ動物園コビトカバ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和義騎手（13戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、彰成★蕗子結婚寿杯（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和義騎手（14戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた29戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、大生と彩香結婚しました杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた30戦目は、福井県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（15戦2勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた31戦目は、奥の細道こまつサミット特別（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（16戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた32戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（17戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた33戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、マウンテンバイクin石川特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた34戦目は、尚嗣と明子来場記念2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（18戦2勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3七（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた37戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C3六（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。