ドミネーター（2015年生、母カネトシフィオーレ）

ドミネーター（2015年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「Ｂ－３２爆撃機の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時18歳）と交配したカネトシフィオーレが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沼田照秋。主な勝ち鞍は2018年の日本酒で乾杯のまち多可町賞(C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沼田照秋から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって669.6万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、ケンレーシング組合によって334.8万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月11日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月13日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月24日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したシャンボールナイトにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったグログランを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嘉藤貴行騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

9月20日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオメガレイノワールに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた11戦目は、日本酒で乾杯のまち多可町賞（園田ダート1870m 曇/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイアミブルーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2019年）

2月1日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったフロリダロスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中3週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、早蕨特別（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ダビマサーの皆様ありがとう!賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、スプリングナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月26日、中1週で迎えた16戦目は、プロキオン賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

5月24日、中3週で迎えた17戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、つばめ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、最後はゲンパチマサムネと並んで4着同着となった。

6月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2五 B3五（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。