シャンボールナイト（2015年生、母エルメスグリーン）

シャンボールナイト（2015年5月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「フランスの世界遺産シャンボール城より+騎士。シャンボールの騎士」。毛色は青鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時6歳）と交配したエルメスグリーンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回、中央障害15戦3勝2着2回。2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月3日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

4月14日、中9週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したキルロードにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月24日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のドミネーターをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2019年）

10月21日、約16か月の休養明けで迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグロリアスホープをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2020年）

1月18日、中8週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの初凪賞（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

4月26日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

10月18日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた12戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6歳（2021年）

3月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月2日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったライラックカラーから2馬身半差の2着となった。

6月12日、中5週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグランソヴァールに7馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月14日、中8週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月9日、中7週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月20日、中5週で迎えた18戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石神深一騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2022年）

6月5日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカフロンティアから3馬身差の2着となった。

8月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月29日、中9週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた22戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8歳（2023年）

1月7日、中4週で迎えた23戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月29日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月8日、中9週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のグレンガリーに半馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月2日、中7週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（10戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドフレームに3馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月15日、中5週で迎えた27戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

2023年10月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。