スズカフロンティア（2014年生、母スズカフォイル）

スズカフロンティア（2014年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+辺境」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したスズカフォイルが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月1日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はサトノアーサーと並んで1着同着となった。

10月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

3歳（2017年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月27日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下の千歳特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月15日、中6週で迎えた9戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4歳（2018年）

6月23日、約8か月半の休養明けで迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切り、4着に入り込んだ。

7月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた12戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウマトイを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月2日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったストーミーバローズにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5歳（2019年）

1月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月7日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの天の川賞（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

8月11日、中2週で迎えた20戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた21戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったコマビショウにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

10月19日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6歳（2020年）

4月4日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた26戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月31日、中3週で迎えた27戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの與杼特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールデンライオンに1馬身1/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月28日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスの竹田城ステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのフォーチュンカップ（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のテオレーマをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

7歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた31戦目は、門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月13日、約5か月の休養明けで迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（中京ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた33戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのデルマーサラブレッドクラブ賞マリーンステークス（函館ダート1700m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、太秦ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦2勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

11月28日、中5週で迎えた35戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサトノパシュートからクビ差の2着となった。

12月26日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったエコロドリームからハナ差の2着に甘んじた。

8歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテリオスルイに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月7日、約3か月半の休み明けで迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた39戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンボールナイトに3馬身の差をつけて優勝

7月9日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/重）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサトノパシュートから2馬身差の2着に敗れた。

11月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた41戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

9歳（2023年）

2月25日、約3か月半の休み明けで迎えた42戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2023年3月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。