グランアトス（2012年生、母ユノエポック）

グランアトス（2012年4月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「偉大な＋三銃士の一人」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時8歳）と交配したユノエポックが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉学。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C4-4。

経歴

デビュー前

2歳のとき、山口ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、レックスによって648万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月14日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、6着に終わった。

4月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

4歳（2016年）

4月20日、約12か月の休養明けで迎えた4戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

6月8日、中4週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったエレーヌワンダーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったサダムヤマビコを3/4馬身捉え切れず2着となった。

8月9日、中1週で迎えた10戦目は、ヱビスマイスター賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったナリユキマカセに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアンジュオスリールに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。