キスミーソフトリー（2010年生、母カモンマイハウス）

キスミーソフトリー（2010年1月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「柔らかいキスを」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したカモンマイハウスが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）中田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C3四五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

12月3日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳C3三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3月20日、中9週で迎えた5戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したレオアビリティを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5歳（2015年）

7月17日、約15か月半の休み明けで迎えた7戦目は、坂東ケンボロー賞（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のサラノブランシュに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月3日、中1週で迎えた8戦目は、夏だ!ビールだ!生ビールスクラッチ賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のククリヒメに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3九十十一（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3四五（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ユウユウローランに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3九十十一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で森泰斗騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で森泰斗騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のピースロードをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月9日、中3週で迎えた15戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、パワースプレンダーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2016年）

1月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

1月20日、中2週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、船橋にんじん、枝豆、なしカップ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では賦性の闘争心でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3八九（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3六七（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた22戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、源常冴杯（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。