エイシンアイビー（2000年生、母エイシンシルバー）

エイシンアイビー（2000年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋植物名」。毛色は栗毛。種牡馬のミシエロ（当時10歳）と交配したエイシンシルバーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

5月4日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

7月12日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

8月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイグレットに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

4歳（2004年）

5月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月17日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、伸びてきたマヤノマーガレット決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた14戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月23日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマルハチリプリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月4日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で上野翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

5歳（2005年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で上野翔騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月19日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

4月23日、中4週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

5月21日、中3週で迎えた22戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のブーゲンビリアをハナ差振り切って久々に美酒を浴びた。

6月19日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。