マルハチリプリー（1999年生、母トリプルエンコア）

マルハチリプリー（1999年6月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時6歳）と交配したトリプルエンコアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方14戦11勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

横山崇司厩舎（上山）へ入厩。

3歳（2002年）

10月6日、デビュー戦は小嶋久輝騎手を鞍上に据えて、3歳C6（上山ダート1250m 晴/重）に出走。馬体重は473kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のクリムゾンローズに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳C4（上山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーデンゲキに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳C（上山ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハイフレンドパンチに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳B3（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマイニングプレスに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

12月15日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のエルフィン賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（4戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2003年）

4月20日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（上山ダート1300m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトムホープに5馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のノボアメリカンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月13日、連闘で迎えた8戦目は、一般C4イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のノーゼンハレンに約15馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

6月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、岩洞湖特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月24日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、一般C3ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のノボアメリカンに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月1日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルハチシャイアーに約13馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

7月8日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2イ（上山ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は小国博行騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンカウボーイに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7月14日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2イ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（6戦5勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシュガーアップルに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月22日、連闘で迎えた14戦目は、おしどり特別（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤパワーからアタマ差の2着に甘んじた。

8月24日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5歳（2004年）

3月6日、約6か月の休養明けで迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスパイシークラウンを半馬身差し切って勝利数を12に伸ばす

5月16日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったダイワフェニックスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月18日、中2週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンアイビーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月20日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6歳（2005年）

3月19日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた28戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

10月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた31戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7歳（2006年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

2月12日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。