シベリアンクラシカ（2004年生、母Cheer Cheer）

シベリアンクラシカ（2004年3月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋伝統ある試合（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のSiphon（当時13歳）と交配したCheer Cheerが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦4勝2着2回。2006年のフェアリーステークス(牝G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月23日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリキサンファイターを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月11日、中6週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したサープラスシンガーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月17日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2007年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったエフテーストライクにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

8月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードスウェアーをハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

9月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月24日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦2勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

4歳（2008年）

3月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のビービーガルダンをアタマ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

8月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（9戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーモアクライを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

10月5日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（10戦4勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

5歳（2009年）

8月15日、約10か月半の休み明けで迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

10月3日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

12月5日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（11戦4勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6歳（2010年）

5月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の深草ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に終わった。

9月25日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。