ラストエクセル（2017年生、母エリモエクセル）

ラストエクセル（2017年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母エリモエクセルのラスト産駒」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したエリモエクセルが23歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2021年のアルパカコネクト一周年記念(一般C13)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月22日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月8日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

10月8日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C34 C41（門別ダート1500m 内回り曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-2（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4歳（2021年）

3月10日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンシングターフに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月18日、中1週で迎えた14戦目は、阿久比川特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月31日、中1週で迎えた15戦目は、アルパカコネクト一周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワーグモントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、段戸川特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったドリームアイに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月4日、中0週で迎えた19戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウペルムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、1120禅さん御生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルソノリティに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2022年）

1月16日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3月13日、中7週で迎えた22戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの石打特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月12日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

2022年11月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。