スキルアップ（2010年生、母ロマンスビコー）

スキルアップ（2010年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「熟練」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したロマンスビコーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤スタッド。戦績は、中央平地10戦0勝、地方34戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の盆踊り特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、斉藤スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、斉藤スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,102.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、石川達絵によって2,100万円で落札された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月21日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

3歳（2013年）

2月10日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

5月18日、中6週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月1日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエフティードリームに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、文の京特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた15戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、平均的なペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4歳（2014年）

1月20日、中2週で迎えた16戦目は、初午特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入った。

2月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイウィークに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4月2日、中2週で迎えた20戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月1日、中8週で迎えた21戦目は、へび座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、エーシンスコルピオに3/4馬身交わされて2着となった。

6月24日、中2週で迎えた22戦目は、ウイニングポスト賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた23戦目は、納涼特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、へびつかい座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた25戦目は、盆踊り特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイエスエースを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月17日、中4週で迎えた26戦目は、白露特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた28戦目は、都電とバラの街あらかわ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（9戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた29戦目は、初霜特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた30戦目は、サンクスナイト賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（10戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた31戦目は、グッドラック特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

5歳（2015年）

1月23日、中3週で迎えた32戦目は、雪晴特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

2月5日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

2月26日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1五 C2四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーレインボーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月16日、中2週で迎えた35戦目は、春水特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた36戦目は、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた37戦目は、薫風特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（11戦2勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた38戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、門別グランシャリオ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月23日、約3か月の休み明けで迎えた39戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ビオラ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた41戦目は、ひなの里鴻巣賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた43戦目は、馬事畜産振興中央協議会賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6歳（2016年）

2月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた44戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。