ジンフィンドール（2020年生、母ヤサカオディール）
Zinfin Doll
2020.04.02
ジンフィンドール（2020年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ノリウツギの品種名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時7歳）と交配したヤサカオディールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。主な勝ち鞍は2024年の浦和エイトチャレンジ(一般C2三四五)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって1,034万円で落札された。
田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2023年）
1月14日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 小雨/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。
3月11日、中7週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ギョウネンに交わされて3馬身半差の2着となった。
4月1日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。
6月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。
7月2日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。
8月20日、中6週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。
9月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。
4歳（2024年）
1月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた8戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、馬い!淡路玉ねぎを食べてな（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
2月6日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、スリアンヴォスにクビ差交わされて2着に甘んじた。
3月5日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。
3月26日、中2週で迎えた11戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったヨルデモアーサーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
4月14日、中2週で迎えた12戦目は、オレンジデースプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。
4月30日、中1週で迎えた13戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四ウ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。
5月20日、中2週で迎えた14戦目は、浦和エイトチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセンジニアールに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
デビュー前
1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって1,034万円で落札された。
林正人厩舎（船橋）へ入厩。
6月25日、中4週で迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、馬い!いざなみ淡路玉ねぎたべて記念（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。
7月23日、中3週で迎えた16戦目は、満漢全席賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。
8月23日、中3週で迎えた17戦目は、芙蓉特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。
9月2日、中0週で迎えた18戦目は、マイアミ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。
9月23日、中2週で迎えた19戦目は、佐原賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。
5歳（2025年）
2月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から29kg減らして迎えた20戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、オペレーション開始ブルボン記念（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。
3月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。