ケルンウィナー（2011年生、母ケルンアリュール）

ケルンウィナー（2011年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋勝者」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時10歳）と交配したケルンアリュールが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ひるかわ育成牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月23日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

3歳（2014年）

2月16日、中7週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

3月23日、中4週で迎えた3戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のシーリーヴェールに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

11月2日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4歳（2015年）

3月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、スズカアドニスに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4月12日、中2週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

6月14日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

5歳（2016年）

6月5日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6歳（2017年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

3月26日、中7週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったピースマークに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月15日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったアポロノホウリンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月2日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のフィスキオに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

12月28日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の春待月賞（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7歳（2018年）

4月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月3日、中7週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

8歳（2019年）

5月19日、約11か月半の休み明けで迎えた26戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。