ケイランサー（1986年生、母ケイシヤープ）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

10月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンリュウオウに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた4戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のカトレア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ベッサーベルデンに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月24日、中3週で迎えた5戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の千両賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた6戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の若菜賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた7戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったアンカーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月5日、連闘で迎えた8戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた10戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシクレノンブルースに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4月23日、連闘で迎えた12戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の菩提樹ステークス（阪神芝2200m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳900万下のひめゆりステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4歳（1990年）

1月14日、中3週で迎えた18戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月10日、中7週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の穂高特別（中京芝1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

7月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の日南特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井浩騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。