イブキマイカグラ（1988年生、母ダイナクラシック）
Ibuki Maikagura
1988.02.24
イブキマイカグラ（1988年2月24日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時9歳）と交配したダイナクラシックが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦5勝2着3回。1990年の阪神3歳ステークス(G1)に勝利した他、1991年の菊花賞(G1)で2着に入るなど、G1級競走1勝を含む重賞3勝を挙げた。
プロフィール
基本情報
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のダイナクラシックは中央1勝（中山芝[1600m]）。祖母のクリアアンバーは海外29戦3勝。曾祖母のOne Clear Callは海外3戦0勝。父のリアルシヤダイは海外重賞1勝（仏国芝）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Bull Dog＝Sir Gallahad | 6*6*7*7×6*6 | 7.81% |
| 牡 | Bull Lea | 5×5*5 | 9.37% |
| 牡 | Nearco | 6*6×5 | 6.25% |
| 牡 | Hyperion | 6×5*6 | 6.25% |
| 牡 | Discovery | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Pharos | 7*7*7×6*6 | 5.46% |
| 牡 | Equipoise | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Blenheim | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡 | Tracery | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Blue Larkspur | 6*6 | 3.12% |
| 牡S | War Relic | 6*6 | 3.12% |
| 牡S | Man o' War | 7*7*7 | 2.34% |
| 牡S | Sardanapale | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Mahmoud | 6*6 | 3.12% |
| 牡M | Buchan | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Swynford | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Lavendula | 6×5 | 4.68% |
| 牝 | Plucky Liege | 7*7*7×7*7*7 | 4.68% |
| 牝S | Mumtaz Begum | 6*7 | 2.34% |
| 牝M | Lady Angela | 4*5 | 9.37% |
| 牝M | Mah Mahal | 7*7*7 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ロベルト系
- ファミリーナンバー
- 4-m
レース成績
経歴
デビュー前
中尾正厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1990年）
7月15日、デビュー戦は樋口弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。
7月22日、連闘で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリードジュニアスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。
9月22日、中8週で迎えた3戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカクテルドレスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。
10月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルブツフォードをクビ差振り切って2勝目を奪取した。
11月10日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。
12月9日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G1の阪神3歳ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のニホンピロアンデスに1馬身1/4の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。
3歳（1991年）
3月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るリンドシェーバーを豪脚でクビ差だけ差し切って重賞2勝目をマークした。
4月14日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手（6戦4勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
5月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で南井克巳騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のカミノスオードに1馬身半の差をつけて重賞3勝目をマークした。
10月13日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で南井克巳騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はシャコーグレイドと並んで2着同着となった。
11月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で南井克巳騎手（9戦5勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレオダーバンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
4歳（1992年）
4月5日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、G2の産經大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で南井克巳騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。
4月26日、中2週で迎えた13戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で南井克巳騎手（11戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。
5月17日、中2週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。