アップファーレン（2015年生、母アブソリューション）

アップファーレン（2015年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「出発する（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のハードスパン（当時11歳）と交配したアブソリューションが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

4歳のとき、KTレーシングから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ホースナインによって129.6万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月22日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたトゥザフロンティア決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

10月7日、中8週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3歳（2018年）

2月24日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のトモジャクアルトをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月17日、中2週で迎えた7戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

7月14日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

9月23日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。