オメガブルーハワイ（2007年生、母オメガアイランド）

オメガブルーハワイ（2007年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したオメガアイランドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月1日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイパンサーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2010年）

1月31日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレディアルバローザを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

3月6日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

8月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月25日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月13日、中3週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

4歳（2011年）

4月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

5月7日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月27日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノザイオンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

11月20日、中9週で迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り小雨/重）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったエパティックにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に敗れた。

5歳（2012年）

2月19日、中8週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月17日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のミリアムをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

5月6日、中6週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月4日、中6週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月8日、中8週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

11月10日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

12月15日、中4週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

6歳（2013年）

1月5日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。