グリーンエクセラー（1987年生、母シャダイエクセラー）

グリーンエクセラー（1987年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスタイヴアザント（当時14歳）と交配したシャダイエクセラーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の春日山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月26日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた4戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたバンブージルバ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったツジノミリオンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で五十嵐久騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のシンコウブレッドに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1991年）

6月16日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で五十嵐久騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

7月7日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で五十嵐久騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で五十嵐久騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したメトロポリタンに半馬身届かず2着となった。

8月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐久騎手（7戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のタツカゼオーに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。