グレイトチャーマー（1991年生、母ブラックスペック）
Great Charmer
1991.04.21
グレイトチャーマー（1991年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガンボ（当時8歳）と交配したブラックスペックが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大林ファーム。戦績は、中央平地32戦8勝2着7回、地方3戦0勝。1997年のマーチステークス(ハンデG3)で2着に入った他、1996年、1997年とオアシスステークス(オープン ハンデ)を連覇するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 35戦8勝 [8-7-4-16/35]
- 総賞金国内
- 1億9,682万円
- 生年月日
- 1991年4月21日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 黒鹿毛
- 厩舎
- 法理勝弘高崎
- 馬主
- 大川春子
- 生産者
- （有）大林ファーム
- 一口馬主募集クラブ
- ゴールドホースクラブ
- 抹消情報
- 地方：1999年11月24日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のブラックスペックは海外2戦1勝。曾祖母のHasty Mateldaは海外10戦1勝。父のモガンボは海外G1・1勝（米国ダ）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Bull Dog＝Sir Gallahad | 6×6 | 3.12% |
| き | Pharos＝Fairway | 6*7×7*7*7*7 | 5.46% |
| きS | Sunreigh＝Sun Briar | 7*7 | 1.56% |
| きM | Striking＝Busher | 6*6 | 3.12% |
| 牡 | Royal Charger | 4×5*7 | 10.15% |
| 牡 | Polynesian | 5×6 | 4.68% |
| 牡 | Nasrullah | 5×6*6 | 6.25% |
| 牡 | Nearco | 5*6×6*6*7*7 | 9.37% |
| 牡 | War Admiral | 5×7*7 | 4.68% |
| 牡 | Princequillo | 5×6 | 4.68% |
| 牡 | Discovery | 6×6*7 | 3.9% |
| 牡 | Teddy | 6*7*7×7 | 3.9% |
| 牡 | Solario | 6×6*7 | 3.9% |
| 牡 | Blue Larkspur | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | John P. Grier | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Ultimus | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Blenheim | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡 | Sweep | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡S | Case Ace | 5*6 | 4.68% |
| 牡S | Man o' War | 6*7*7 | 3.12% |
| 牡M | Turn-to | 4*6 | 7.81% |
| 牝 | Mumtaz Begum | 6*6×7*7*7 | 5.46% |
| 牝 | Myrtlewood | 6×7 | 2.34% |
| 牝 | Plucky Liege | 7×7*7 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ミスタープロスペクター系
- ファミリーナンバー
- 1-n
レース成績
経歴
デビュー前
ゴールドホースクラブにてで一口馬主が募集された。
国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1994年）
2月6日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のカネショウハルオーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。
2月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。
3月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。
4月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジミケアンズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
4月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイモナミに3/4馬身届かず2着に敗北した。
5月21日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本広喜騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したマッケンドラマに半馬身届かず2着に敗北した。
6月5日、中1週で迎えた7戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバディーホーショーに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
4歳（1995年）
3月11日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレムハイハートをクビ差振り切って久々の一戦を制した。
3月26日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
4月23日、中3週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、丹沢ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のユキノサンシャインに3馬身半の差をつけて4勝目を収める
5月27日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、摩耶ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったポジーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。
6月18日、中2週で迎えた12戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、スーパープレイにアタマ差交わされて2着に惜敗した。
11月18日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。
12月10日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。
5歳（1996年）
1月15日、中4週で迎えた15戦目は、アレキサンドライトステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。
2月10日、中3週で迎えた16戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゲイリーハヤテに2馬身の差をつけて優勝
3月2日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのアメジストステークス（中山芝1200m 外回り 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。
4月6日、中4週で迎えた18戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のビビッドアイに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
4月27日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のウインドフィールズに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
5月29日、中4週で迎えた20戦目は、かしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月7日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、G3のシーサイドステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。
10月5日、中3週で迎えた22戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。
11月2日、中3週で迎えた23戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ホランド騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。
12月8日、中4週で迎えた24戦目は、師走ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したサンエムキングにアタマ差届かず2着に惜敗した。
6歳（1997年）
1月12日、中4週で迎えた25戦目は、G3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（9戦3勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。
1月26日、中1週で迎えた26戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。
3月8日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（10戦3勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったワイルドブラスターにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。
4月19日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（11戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のテセウスフリーゼに3馬身半の差をつけて優勝
6月8日、中6週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。
6月29日、中2週で迎えた30戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
7歳（1998年）
5月17日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。
6月14日、中3週で迎えた32戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。
7月5日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。
8歳（1999年）
7月25日、約13か月の休養明けで迎えた34戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、赤城山特別（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月2日、中5週で迎えた35戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。