ウインドフィールズ（1991年生、母カランボラ）

ウインドフィールズ（1991年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時11歳）と交配したカランボラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地37戦4勝2着5回、中央障害2戦0勝、地方5戦0勝2着1回。1994年のセントライト記念(G2)に勝利した他、1996年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

4月16日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエアヴェルディ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月28日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサエキオーカンを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したエアヴェルディにクビ差届かず2着となった。

7月10日、中3週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のビショップリングを半馬身振り切って2勝目を手にした。

9月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は東信二騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラグビーカイザーをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

11月6日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り小雨/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で東信二騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（1995年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3月12日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東信二騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に沈んだ。

4月9日、中3週で迎えた11戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で東信二騎手（8戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（福島芝2000m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

11月5日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、秋野ステークス（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は東信二騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のホクトタイクーンをハナ差振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデG3の福島記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（10戦3勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（11戦3勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5歳（1996年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデG3の中山金杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（12戦3勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったベストタイアップにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東信二騎手（13戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

2月19日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で東信二騎手（14戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた20戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東信二騎手（15戦3勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

4月27日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で東信二騎手（16戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったグレイトチャーマーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた22戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で東信二騎手（17戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月17日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、ブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で東信二騎手（18戦3勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で東信二騎手（19戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6歳（1997年）

1月5日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で東信二騎手（20戦3勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

1月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの韓国馬事会杯（中山芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、クロカミにクビ差交わされて2着となった。

4月12日、中1週で迎えた29戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月11日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた30戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月29日、中6週で迎えた31戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

8月17日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた33戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月10日、中4週で迎えた34戦目は、G3の白山大賞典（金沢ダート2100m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた35戦目は、G2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（1998年）

2月1日、中8週で迎えた36戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

9月16日、約7か月半の休養明けで迎えた37戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、G3のNTV盃（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アブクマポーロに交わされて8馬身差の2着となった。

10月10日、中2週で迎えた38戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、G3の白山大賞典（金沢ダート2100m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた39戦目は、霜月ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月13日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

8歳（1999年）

2月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた42戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた43戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月4日、中3週で迎えた44戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝2710m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。