サクラカノン（2008年生、母フリーエンジェル）

サクラカノン（2008年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋月面のクレーター名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時8歳）と交配したフリーエンジェルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方20戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2-6。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月3日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

12月25日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセイユウナイトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2-3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月15日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2ハ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーアゲッコウに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5歳（2013年）

1月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた10戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた11戦目は、薄木夫妻結婚1年特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレッドローランに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、新緑萌ゆる土佐路特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティーンチャーチに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（7戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月1日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1ロ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、今を切に生きる特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイヨウシーカーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

7月6日、中1週で迎えた17戦目は、ひろめ市場特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（10戦5勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた18戦目は、一般C1イ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（11戦5勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

7月20日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（12戦5勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月3日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したキョウワプロミスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた21戦目は、手結住吉海岸特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（14戦5勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた22戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したチャイナキッスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

9月14日、中1週で迎えた23戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、結婚しました!!特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた24戦目は、室戸よさこい金時特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（16戦5勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランデセイフウを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月13日、連闘で迎えた25戦目は、龍馬脱藩の道特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（17戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（18戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヘイハチドリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。