メルシーラスカル（2009年生、母メルシーアージュ）

メルシーラスカル（2009年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のラスカルスズカ（当時13歳）と交配したメルシーアージュが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似共栄牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

5月6日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた2戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

6月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハヤブサフィーバーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4歳（2013年）

3月3日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ワンダーアシャードに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた10戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダノンクリエーターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。