ダノンクリエーター（2009年生、母ディフィカルト）

ダノンクリエーター（2009年4月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋創造主。ダノンの歴史の新たな創造主になることを願って」。毛色は栗毛。種牡馬のHalf Ours（当時6歳）と交配したディフィカルトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地26戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の天王寺特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月29日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、4着に入った。

3歳（2012年）

1月9日、中7週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るラヴァンドゥーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月18日、中5週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4月15日、中7週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2013年）

3月23日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ガルビスティーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月29日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のメルシーラスカルに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月30日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月26日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

5歳（2014年）

1月5日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月23日、中6週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、最後はジョーラプターと並んで4着同着となった。

3月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のステージジャンプに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月5日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノボリドリームを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月15日、約7か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

6歳（2015年）

1月18日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月29日、中9週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフミノファルコンに1馬身3/4の差をつけて4勝目を挙げた。

5月3日、中2週で迎えた23戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

9月26日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

12月19日、中9週で迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。