スラストライン（2008年生、母レースパイロット）

スラストライン（2008年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「航空機のエンジン推力の方向」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のRedoute's Choice（当時12歳）と交配したレースパイロットが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月5日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラアルディートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月7日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に敗れた。

4歳（2012年）

9月9日、約15か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月16日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。