セイントネイチャー（1998年生、母ラシアンジュディ）

セイントネイチャー（1998年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナイスネイチャ（当時10歳）と交配したラシアンジュディが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河土肥牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河土肥牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、浦河土肥牧場から「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場され、サラブレッドトレーディングによって441万円で落札された。

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

5月19日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターオブビジョンに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月14日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったハリケンソニックに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したオースミツヨシを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4歳（2002年）

3月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドライトニングをクビ差振り切って久々の実戦をモノにした。

3月31日、中1週で迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた16戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったシロキタゴッドランにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったメンタルシャウトに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中4週で迎えた20戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヒドゥンデザイアに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月13日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

5歳（2003年）

1月11日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。