ヒドゥンデザイア（1999年生、母イフアイソーデザイア）

ヒドゥンデザイア（1999年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時6歳）と交配したイフアイソーデザイアが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月15日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったマチカネアカツキに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマーベラスショットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したタガノチャーリーズを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2002年）

4月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマキハタコマンダにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブライティアリンダに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月23日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月21日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったセイントネイチャーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。