ターフエステート（1998年生、母ナガラフラッシュ）

ターフエステート（1998年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時7歳）と交配したナガラフラッシュが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額5,000万円（25万×200口）で一口馬主が募集された。

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

10月7日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3歳（2001年）

5月19日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったマコトセイウンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月27日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラヴモンスターにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で牧田和弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のマルエコンドルに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で牧田和弥騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

8月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で牧田和弥騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で牧田和弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

12月9日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で牧田和弥騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のファンドリヒカリに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2002年）

4月27日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた13戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月13日、中6週で迎えた16戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンサイドゲームから約10馬身差の2着となった。

9月29日、連闘で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後はガンショットシチーと並んで1着同着となった。

5歳（2003年）

4月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。