テイールーパス（1988年生、母ホワイトルーパス）

テイールーパス（1988年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時8歳）と交配したホワイトルーパスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地34戦4勝2着3回。1992年のシルクロードステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

10月13日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったジョースナイパーをクビ差捉え切れず2着となった。

12月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したミヤマリリーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1991年）

1月15日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダンツエースに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月10日、中3週で迎えた7戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月10日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を5馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下のれんげ賞（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドビクトリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

5月12日、中4週で迎えた10戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、中1週で迎えた14戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月25日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のコウエイロイヤルをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

3月8日、中2週で迎えた19戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた20戦目は、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月5日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は清水英次騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた22戦目は、上賀茂ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた23戦目は、シルクロードステークス（京都芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月24日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた25戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

11月22日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（9戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、チャーリーハッスルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月12日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を5馬身以上離して、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

5歳（1993年）

1月9日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のオオシマソフィーを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

3月7日、中3週で迎えた32戦目は、G3の中日新聞杯（小倉芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西園正都騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた33戦目は、淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた34戦目は、上賀茂ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦0勝）。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。