タイキラファエロ（2002年生、母Sensitive）

タイキラファエロ（2002年3月21日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イタリア、ルネサンス期の画家名」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時6歳）と交配したSensitiveが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のクリスマスカップ(1600万下)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額3,800万円（19万×200口）で一口馬主が募集された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

6月19日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のソブリンソニックに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月24日、連闘で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシルクストレインに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月2日、中9週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヴンダーを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたヴリル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のニホンピロキースに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2007年）

6月2日、約17か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦4勝）。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

7月1日、中3週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたトウショウヴォイス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中8週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

7歳（2009年）

2月15日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦4勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の卯月ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（9戦4勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。