マルチゴールド（2009年生、母ジョリコール）

マルチゴールド（2009年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時12歳）と交配したジョリコールが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、地方20戦3勝2着3回。2012年の園田ユースカップ(地方重賞)で2着に入った他、2012年のゴールドジュニア(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、西村和夫から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、西村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月25日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウィッシュウインを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月27日、中9週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィズスマイルにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したゴールドフレンドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

12月12日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るベストスキャンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3歳（2012年）

1月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンスイアブを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

2月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンユリシーズに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月8日、中2週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦の金華山特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（6戦2勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

8月15日、中4週で迎えた16戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の来月開幕!ぎふ清流国体・大会杯（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず最後はカツゲキと並んで5着同着となった。

9月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（10戦2勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた19戦目は、3歳戦の笠松オーナーズホース杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（11戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の神無月特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。