ヤマトバンパク（2006年生、母ヤマトプリティ）

ヤマトバンパク（2006年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋万博」。毛色は芦毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時13歳）と交配したヤマトプリティが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内白井牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着3回、地方34戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月7日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は512kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマジックアローを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、オウケンマジックにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドンドドーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月9日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

4歳（2010年）

1月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

1月27日、中3週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、昇龍特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた8戦目は、春麗特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた9戦目は、草萌特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた10戦目は、芦ノ湖特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、惜春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、高麗山特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた19戦目は、11・3船橋JBCあと7日（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったワイルドイマージュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月17日、中2週で迎えた20戦目は、ブリリアント特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（10戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた21戦目は、32nd ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（11戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた23戦目は、養老の会・澤田朋之記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた26戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（12戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた29戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったカインドオブブルーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月23日、中2週で迎えた30戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月21日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、川西きんたくん特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月2日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた33戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったスーパーフライに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月25日、中2週で迎えた34戦目は、はまゆう賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた35戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったチキリパンドラに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグッドブライダルをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、最後はオンワードキラと並んで3着同着となった。

11月8日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。