エバーシャルマン（2012年生、母ラシャルマンテ）

エバーシャルマン（2012年1月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋チャーミング、魅力的（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したラシャルマンテが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦2勝。2015年の紫苑ステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、宇田豊によって3,150万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

2月22日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月21日、中3週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインマハロをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月26日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月12日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

10月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月5日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のゼウスバローズに1馬身半の差をつけて制した。

4歳（2016年）

2月6日、中8週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

7月31日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月3日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた12戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月30日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

5歳（2017年）

4月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。