ゼウスバローズ（2011年生、母ラヴアンドバブルズ）

ゼウスバローズ（2011年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の神々の王＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したラヴアンドバブルズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地20戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2017年の調布特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月9日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンロンシャンを豪快な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（2014年）

2月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたステファノス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサイモンラムセスをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

4歳（2015年）

12月5日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったエバーシャルマンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2016年）

2月7日、中6週で迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモンドシャルナをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月3日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月25日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の宮崎特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラシングンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（2017年）

4月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したキロハナを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月21日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエフティスパークルをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月15日、中7週で迎えた19戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のマレーシアカップ（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したグランアルマダに半馬身届かず2着に敗北した。