ショウリュウイクゾ（2016年生、母ショウリュウムーン）

ショウリュウイクゾ（2016年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+行くぞ」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したショウリュウムーンが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の日経新春杯(ハンデG2)に勝利した他、2019年のすみれステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月17日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブールバールに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3歳（2019年）

1月19日、中7週で迎えた3戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた4戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

7月27日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月4日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの筑後川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月13日、中9週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したティグラーシャに半馬身届かず2着となった。

11月10日、中3週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴーストに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

12月7日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの境港特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサンレイポケットをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

4月19日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた13戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたミスマンマミーア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月13日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったアドマイヤビルゴにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

5歳（2021年）

1月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミスマンマミーアを3/4馬身振り切って重賞ウィナーの称号を手に入れた。

3月21日、中8週で迎えた17戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。