モンテディオ（2018年生、母ディオニージア）

モンテディオ（2018年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時9歳）と交配したディオニージアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2021年の神戸新聞杯(G2)で3着に入った他、2021年のすみれステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、毛利喜昭によって3,888万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月13日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したトーセンインパルスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ワンデイモアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（2021年）

1月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったルペルカーリアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中1週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアレレブルーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月3日、中4週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったリーブルミノルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2のテレビ東京杯青葉賞（東京芝2400m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7月31日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイミングハートに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月26日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月24日、中3週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（阪神芝3000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4歳（2022年）

4月24日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月5日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ピュアブレンドにクビ差交わされて2着となった。

5歳（2023年）

2月25日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のホウオウバニラをハナ差振り切って休み明けの一戦をモノにした。

3月26日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの栞ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月29日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた20戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

6歳（2024年）

4月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。