ペイシャオブロー（2012年生、母ダンスレッスン）

ペイシャオブロー（2012年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のルールオブロー（当時11歳）と交配したダンスレッスンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）二風谷ファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回。2014年の福島2歳ステークス(オープン)に勝利した他、2014年のすずらん賞(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月12日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のウインベーネに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマカツエースをクビ差振り切って制した。

10月4日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのカンナステークス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月16日、中5週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴァリアントアローを半馬身振り切って3勝目を収める

12月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3歳（2015年）

1月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

7月19日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた11戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

11月8日、中9週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた14戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

4歳（2016年）

1月16日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月18日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、トウショウピストに半馬身交わされて2着となった。

9月3日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

10月2日、中3週で迎えた20戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた21戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

12月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

5歳（2017年）

1月5日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

6月17日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた26戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。