バロール（1987年生、母シヤダイアンブリー）

経歴

デビュー前

2歳（1989年）

11月12日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったオリンピアロンドに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリアルボーイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月8日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムグレースに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中3週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月7日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた12戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4歳（1991年）

1月27日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、メイショウルパンに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月10日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の豊後特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

3月16日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井健二騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

7月27日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたアンダースタディ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

11月2日、中4週で迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

5歳（1992年）

8月15日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオギサンライズをクビ差振り切って久々の実戦を物にした。

8月29日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したタマモアにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月3日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた28戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月13日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

6歳（1993年）

5月9日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（12戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月31日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（14戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（15戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハルモニアをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

10月24日、中4週で迎えた39戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。